ディフェンス時の目線の置き方は、ある程度の経験を持っている選手にとっても悩みの種ではないでしょうか?
ボールばかりを追いかけてしまうと、フェイクに引っかかりやすかったり、マークマンを見失ってしまい決定機を作られてしまう。
一方で、ボールから目線を切ってしまうと、とっさのオフェンスの動きに対応できない。
この項目では、ディフェンス時の目線の置き方を学んでいきましょう。
■ボールホルダーへの目線の置き方①
重要なのは、ボールに目線を集中させてはいけないということ。
ボールを目線で追いかけ続けていると、相手の動き全体を見ることが出来ず、ディフェンスの成功率は低くなります。ボールをまったく見ないというのも困りものですが、重要度としては低いです。
まず見るべきは相手の”目”。
「目は口ほどにものを言い」という慣用句にもあるとおり、ボールホルダーの意図は目に表れます。
ドリブルを意識して正対する自分の様子を見つめているのか、あるいはパスコースを探して周囲を見回しているのか、ボールホルダーの目を見ることを意識しましょう。
■ボールホルダーへの目線の置き方②
相手の目を見ると書きましたが、もちろん目だけを見ているのではディフェンスの成功率を劇的にアップさせることは出来ません。
周辺視野で相手の肩や腰を見ておきましょう。
ボールホルダーが次のアクションをするには、必ず重心の移動が必要になります。
その移動の端緒が、肩や腰の動きとなって現れるのです。目線は相手の目に、周辺視野で肩と腰を見ることを意識して、実践あるのみです!
■オフボールディフェンス時の目線の置き方
マークマンがボールを保持していないときは、まずは自らのマークマンから目線を外さないように注意しましょう。
マークマンに対するディフェンスの責任は、自らにあるからです。目線を外した隙にマークマンを見失ってフリーにすることは、あってはなりません。
同時に、ボールホルダーの動きにも目を配らなければなりません。
ボールがどこにあるのかが把握できないと、マークマンにパスがどこから渡るのか予測がつかず、ディナイディフェンスも行うことが出来ません。
マークマンとボールホルダーの両方に目線を送るためには、背筋を伸ばして顔を上げ、広い視野が確保できるようにしましょう。
■シチュエーションに応じた目線の送り方を身に付けよう!
マークマンがボールを保持しているか、していないかで、目線の使い方は変わってきます。
状況に応じた使い分けを身に付けることで、ディフェンス成功率を高めていきましょう!