バスケには幾つかのポジションがあり、それぞれに役割があります。
その中でガードは、ボール運びやパス回しのスキルが、求められるポジションだと言えます。
勿論、シュート力も必要ですが、ドリブルとパスが出来る前提の話でしょう。
ドリブルとパスしか出来ないガードは脅威ではありませんが、それらが未熟なガードはもっと容易い相手です。
そこで今回は、バスケのガードに必要なドリブルとパスが上達する、トレーニング方法を解説したいと思います。
どこを鍛えるべきか知ろう
バスケのガードが上達するトレーニング方法ですが、その前にどこを鍛えるべきか知らなければなりません。
結論から言うと、トレーニングするべき場所は手首です。
他の部分も大事ですが、何と言ってもここでしょう。
バスケにおいて手首は非常に重要であり、率先してトレーニングしなければなりません。
腕力や脚力を鍛えるトレーニングは良く行われますが、手首を重点的に鍛えるメニューも取り入れましょう。
手首を鍛えると、シュートの安定性が増しますし、強いパスやドリブルが出来るようになります。
ですから、ドリブルやパス、シュートが安定しない人は、手首の鍛え方が足りないことが考えられます。
具体的なトレーニング方法
それでは実際に、どのようにしてトレーニングすれば良いか、解説したいと思います。
1つは、空手などの武道で良く行われる、拳立てです。
人によってはあまり馴染みがない言葉かもしれませんが、簡単に言えば拳を握った状態で、腕立て伏せをするのです。
回数の目安としては、1セット20回前後で3セットほどしましょう。
慣れないうちは柔らかい場所で行い、徐々に回数を増やすと良いです。
次に、風呂場でのトレーニング方法です。
これも方法自体は簡単で、水中でスナップを繰り返すだけです。
ただし、水の抵抗は馬鹿に出来ず、何度もしているとかなりの負担になります。
それでも、手首を痛める心配はほとんどないので、是非取り組んでみて下さい。
また、ダンベルを用いたトレーニングも有効です。
椅子に座って太ももの上に腕を置き、ダンベルを持った手を上下に動かします。
回数の目安は、30回前後を3セットほど、左右どちらの腕でも行います。
注意しなければならないのは、ダンベルの重さで下に下ろさないことです。
ダンベルの重さを使ってしまうと、手首を痛めてしまう可能性があるので、くれぐれも気を付けて下さい。
腕力や脚力に比べて、手首の強さはトレーニングした実感がわかり難いかもしれませんが、必ず効果はあります。
バスケのプレーの基礎にもなるので、プレイヤーとして上に行きたいなら、避けては通れない道でしょう。
もし自分が伸び悩んでいると感じているのなら、1度手首の強さに着目してみて下さい。