バスケと聞いて、思い浮かべるのはどのようなものでしょうか。
それは人それぞれでしょうが、多くはパスやシュート、ドリブルなどの、具体的なテクニックだと思います。
確かにそれはバスケを語る上で欠かせませんが、他にも大事なことがあります。
それは声です。
試合中も練習中も、オフェンスだろうがディフェンスだろうが、バスケで声を出すのは非常に重要です。
そこで今回は、具体的なプレーではなく、バスケにおける声の重要性を解説したいと思います。
チーム力の向上
バスケで声を出すことでどのような効果があるかですが、その1つはチーム力の向上です。
これはどう言うことかと言うと、声を出すことでコミュニケーションを取ると言う意味です。
例えば、マンツーマンディフェンスのときに誰が誰に付くのかなどです。
基本中の基本ではありますが、これが徹底的になされていないチームは、強くなれないでしょう。
また、チームディフェンスの精度を上げる効果もあります。
相手チームのオフェンスに対して、自分たちがどのようにディフェンスするのか、密に連携を取らなければなりません。
そのようなときには、声を出し合って、意志疎通を図りましょう。
また、24秒や残り時間を、ベンチの選手も含めてカウントすることも大事です。
これらのことは、個人が把握しているのとチーム全員が把握しているのとでは、オフェンスもディフェンスも変わってきます。
それゆえに、普段の練習から声を出すようにしましょう。
その他の効果
声を出す主なメリットは上記の通りですが、他にも効果が期待出来ます。
それは、精神力と身体能力の向上です。
精神力の向上に関しては、正直なところ個人差があると思います。
1種の暗示効果であり、勝ちたいと言う思いを口に出すことで自身を奮い立たせるのです。
また、ミスをした選手をフォローすることによって、その選手のメンタルを保つことが可能です。
精神面が、運動パフォーマンスに与える影響はかなり大きいので、この効果も見過ごせません。
勿論、甘やかしてばかりではいけないので、その辺りのさじ加減はきちんとしましょう。
そして身体能力の向上ですが、声を出すことで神経系における運動制御の抑制レベルを外し、筋力を最大限に使うことが出来るのです。
付け加えると、声を出し続けるのはかなり疲れるので、心肺機能を高める役割も担います。
このように、声を出すことはバスケにおいて、ディフェンスにもオフェンスにも良い効果が期待出来るので、積極的に行いましょう。