バスケットボールには様々なポジションがありますが、今回取り上げるのはポイントガードです。
ポイントガードはバスケの試合において、コート上の監督とも言われています。
ゲームの展開を考え、そのときに応じた判断を瞬時に下さなければなりません。
それゆえ、ポイントガードは誰よりもバスケの知識が必要で、非常に頭を使うポジションだと言えます。
それでは、具体的にポイントガードがバスケの試合でどう動くべきか、解説したいと思います。
チームの強みを活かそう
ポイントガードはバスケの知識が必要だと述べましたが、その一つに自分のチームの強みを把握することが挙げられます。
点を取り易い状況やパターンを正確に認識し、その都度的確は判断を下さなければなりません。
鋭いドリブルで切り込んでゴールを決める選手。
アウトサイドから見事なシュートを決める選手。
インサイドでのパワフルなプレーが得意な選手。
このような選手がチームにいれば、そこを基点にして攻めることが出来ます。
ただし、相手は逆にこちらの強みを潰しに掛かります。
シューターにドリブルを強要するディフェンスをしたり、インサイドのプレイヤーにボールを持たせないなどです。
そのようなときにこそポイントガードは、知識を活用して頭をフル回転させ、どうすれば相手ディフェンスを切り崩せるか考えましょう。
速いパス回しで相手を翻弄したり、スクリーンを掛けてディフェンスのリズムを崩したり、様々な方法が取れます。
この場でどれが正解と言うのは難しいですが、敢えて言うならゴールを決められる選択が正解です。
選手の精神面にも配慮しよう
バスケのポイントガードが陥り易い問題として、「~するべき」と言う思考に嵌ることがあります。
知識を持っているがゆえに考えが固まってしまい、「この状況なら、こう攻めるべきだ」と、自分の判断に執着してしまうのです。
バスケの知識に精通すればするほどこの問題が起こり易いですが、対処法はあります。
それは、別の視点を持つことです。
具体的に言うと、チームメイトを活かす為には、どのようなプレーをすれば良いかです。
毎日ともに練習することで、チームメイトが得意とする場面と言うモノがわかってくるハズです。
と言うよりは、ポイントガードはそのことを、しっかりと把握していなければなりません。
当然と言うべきか、その反対にどのようなことを嫌がるかも知っておきましょう。
仮にポイントガードとしてインサイドゲームを望んだとしても、アウトサイドシューターが打ちたいと言う意志を強く持っているなら、ボールを回すのも一つの手です。
それは仲間のわがままを聞くと言う意味ではなく、要するにチームメイトが気持ち良くプレー出来るように鼓舞する意味合いです。
これらのことをひっくるめて、ポイントガードは知識があると言えます。
一流のポイントガードを目指すなら、様々な角度からバスケを見てみましょう。