基本的なドリブルのテクニックである、“クロスオーバー”の応用術です。
練習方法を考えるよりは、実践をどんどん行う方が感覚として身につきやすいかもしれません。
[応用方法その2:ステップ]
“クロスオーバー”をしかける時、次は足の動きに注目してみましょう。
例えば、ディフェンスの右側へドリブルでカットインしようとします。
この時、右手でボールを前方へ大きく突き出すとど同時に、左足も大きく前に踏み出します。
また左半身は、相手ディフェンスに対して外側に捻り左手でディフェンスのボールカットを防ぎます。
この最初の一歩が大きければ大きいほど、ディフェンスが抜き易くなります。
一歩目でディフェンスに並び、反応の遅れたディフェンスが追いかけてこようとした時には二歩目で抜き去るのです。
しかし、この一歩目に対してディフェンスの反応が早く、コースを塞がれてしまったとします。
ここで、“クロスオーバー”で切り返してディフェンスを抜くのですが、その時に、一歩目で前に大きく踏み出した左足を、今度は後ろへ大きく引きます。
バスケットボールは、一歩目を踏み出す前(元々左足があった位置)を目安に思いっきり後にドリブルします。
この様にして切り返すことによりバスケットボールはディフェンスに対して正面を通過して切り返されることとなりますが、ディフェンスはコースを塞ごうと一歩後ろに迫っており、また“クロスオーバー”をしかけるオフェンスプレイヤーも後ろに下がって切り返しを行うため、ボールとディフェンスとの間に十分な距離が出来るという訳です。
練習方法としては、フットワークなどの練習の中でステップを磨くことを意識しましょう。
ステップを磨くことで、ドリブルのテクニックを向上させることが出来ます。