ドリブルの練習を行う場合に基礎的な技術を向上させるには、
一人で行う練習方法もあります。
しかし、より実践的なテクニックや技を磨く場合においては、
複数人で行う方が、より効果的と言えます。
チーム全体で、練習メニューに加えて行ってみましょう。
まずは、敢えてボールを使わずに練習を行ってみましょう。
ドリブルの練習方法なので、バスケットボールが絶対に必要だと思われがちですが、
敵のディフェンスを抜くことを考えると、
まずは素早いステップやコース取りなど、
実際に敵ディフェンダーを抜く感覚を覚える必要があります。
そのため、初めはバスケットボールを持ってドリブルするのではなく、
ただ走って敵ディフェンダーを抜いてみましょう。
具体的な練習方法を説明しましょう。
まず2人1組になります。
オフェンスとディフェンスにどちらがなるかを決め、
コースの端(エンドライン)に立ちます。
この時、オフェンス役のプレイヤーはエンドラインの外。
ディフェンス役のプレイヤーはエンドラインの中(コートの内側)に並びます。
オフェンス役となったプレイヤーは、
ディフェンス役のプレイヤーにコースを塞がれないように、
素早くコースへ入り込みましょう。
そうすることで、オフェンスのチャージング(ファウル)を防ぐことが出来るからです。
この様に、ドリブルで敵ディフェンスを抜く場合は、
“ドリブル”そのもので抜くのではなく、
“足で抜く”感覚を覚える必要があります。
まずは、“ディフェンスを抜く”ことと、“ボールをつく”ことを別々に考え、
それぞれを磨いてから、後で合わせる練習方法が好ましいです。