バスケットは、個人の力だけで敵のディフェンスを突破出来ない場合でも、パスを上手に使うことで得点出来るスポーツです。
そのためには、実戦で使えるパス回しの練習が大切です。
実戦で使える練習方法は次の通りです。
スクエアパス
これは、コートの半分を利用して行います。
チーム全員を4つのグループに分け、コートの四つ角にプレイヤーをそれぞれ立たせます。
先頭のプレイヤー(A)がボールを持ち、隣の角に立つ先頭のプレイヤー(B)にパスを出します。
パスを出したプレイヤーAは対角線上に走りパスを渡したプレイヤーBからリターンパスをもらいます。
リターンパスをもらったら、更に今度は対角線上のプレイヤー(Z)にパスを出します。
リターンパスを行ったプレイヤーBは、最初のプレイヤーA同様に、対角線上に走り抜けます。
その時Bは、プレイヤーZからパスをもらい、対角線上のプレイヤーにパスを出します。
この練習方法を、全員が連続で回せるまで続けましょう。
スクエアパスを行う場合の注意点は、2つあります。
1つ目はスピード、それから2つ目は、正確さです。
1つ目のスピードについてです。
実戦では止まってパスを受けるよりも、動きながらパスを受ける方がディフェンスにカットされる危険性がありません。
ですから、スクエアパスの練習方法を行う際には、全速力で走りながら行うことが重要なポイントとなります。
2つ目は正確さですが、動きながらのパスはキャッチしにくいことに注目しましょう。
キャッチしづらいパスを味方に渡すには、走る方向に向かって少し前にパスを出すような意識を持つことで、正確なパスが出せるようになります。
また、パスを受けるプレイヤーは腕を出し、パスを受け易い位置を示しましょう。
以上の練習方法に慣れてきたら次は片手でのスローパスやショルダーパス、バウンドパスなどを取り入れることでバスケット練習方法のバリエーションが増えます。