バスケにおいてディフェンスが取る選択として、ハーフコートディフェンスとオールコートディフェンスがあります。
この2つに対して、バスケのガードはボール運びの主軸を担う必要があります。
今回はその中でも、オールコートディフェンスへの対応策を取り上げて、解説したいと思います。
パスを主体で考えるパターン
バスケでオールコートディフェンスを受けているとき、ガードが取れる選択肢は大きく分けて2つです。
1つは、パスを繋げて突破する方法。
もう1つは、自分がドリブルで抜き去って突破する方法。
どちらが正しいかと言うと、正直なところその判断はかなり難しいです。
ガードの実力や相手との相性など、様々な要因によって変わってくるでしょう。
ですからここでは、どちらのパターンでも突破出来るように解説したいと思います。
パスで突破する場合、まずは冷静になることが大事です。
オールコートプレスを掛けられて、ダブルチームなどに来られているなら、落ち着いてパス相手を探すようにしましょう。
特にダブルチームで付かれているなら、必ず1人はフリーになっています。
カッとならずに周りを良く見て、しっかりと対応して下さい。
ここで注意が必要なのは、敢えてフリーの選手を作って、罠を張っているチームもいることです。
そのことも含めて、冷静にプレーすることが求められます。
ドリブルで切り抜けるパターン
バスケのオールコートディフェンスを掛けられた場合のことを、ここまで語ってきましたが、そもそもどうしてオールコートディフェンスを相手が選ぶのでしょうか。
その理由は様々ですが、可能性の1つとして、ガードのボールキープ力が低いことが挙げられます。
ボールキープ力が低いと思われると言うことは、相手にドリブルで突破されるリスクが低いと思われていると言うことでもあります。
その結果として、容易にプレッシャーを掛けられて、呆気なくボールを奪われてしまうのです。
それゆえに、上記のようにパスを主体でオールコートディフェンスを突破するとしても、ボール運びの役割を担うガードは、1on1の能力を高くすることも必須だと言えます。
それが出来てようやく、相手ディフェンスに迷いが生まれ、プレッシャーを軽減することにも繋がるのです。
このように、バスケのオールコートディフェンスを突破する手段は単一のものではなく、多くのことを考えるべきだと言うことです。
特にガードはプレスを最も受ける立場にあるので、そのことを念頭に置いて練習に取り組んで下さい。