バスケットボールのドリブルテクニックは多岐に渡ります。
その中でも有名且つ有用なのはクロスオーバーやインサイドアウトでしょう。
他にもジャブステップやユーロステップ、アンクルブレイクなども含まれるかもしれません。
ですが、昔のバスケットボールの試合ではあまり見られなかったプレーが、最近注目されているようです。
それは0ステップと言い、簡単に言えば「ドリブルの終わりと同時に踏み出したステップは一歩に数えない」と言う考え方から生まれたプレーです。
【0ステップとは?
冒頭で0ステップの考え方は述べましたが、もう少し詳しく解説させて頂きます。
わかり易い例として、レイアップシュートを挙げてみます。
通常、レイアップシュートはボールを持って1、2とステップを踏んでシュートします。
しかし0ステップでは、バウンドしたボールをキャッチする直前の一歩をカウントせず、そこから更に1、2と踏み込むことでディフェンスを躱すのです。
これはかなりシビアなタイミングであり、ルールと照らし合わせても微妙なところがあるのですが、NBAやバスケットボールの国際大会でも多く見られるプレーです。
現在では日本にも広まっており、特に若い世代の選手が多用しています。
合わせて覚えておこう
0ステップの説明は上記の通りですが、これと良く似たテクニックがあります。
それはギャロップステップと言い、片足が着いた状態でボールをキャッチし、そこから大きくジャンプしてディフェンスを置き去りにし、両足で着地すると同時にシュートするテクニックです。
0ステップと似ていますが、違う点は最初の一歩をしっかりとカウントされていることでしょう。
片足でキャッチした状態を1、そこからジャンプして両足で着地したのを2としています。
ただし、最近では2のときに片足で着地してもトラベリングを取られないこともあり、その場合は最初の一歩を0ステップだと判断されているのでしょう。
選手もボールも高速で動くバスケットボールにおいてはかなりジャッジが難しいプレーですが、多くの選手が使っていることを考えれば基本的には問題ないようです。
ユーロステップなどと組み合わせると更に高い効果が期待出来るので、是非練習してみて下さい。