バスケットボールの試合では、選手同士の激しい接触は禁じられています。
ドリブル中の相手に体当たりをするような行為は勿論、シュート中の相手の腕を払ったりするのもご法度です。
これらの行為を行った選手にはファウルが与えられ、これが五つに達すると退場になります。
また、シュート中の相手にファウルをすると、フリースローを撃つ権利を与えることになります。
そしてフリースローは、試合の行方を左右するほど重要なプレーなのです。
フリースローの重要性を理解しよう
フリースローで得られる点数は1点であり、普通のフィールドゴールやスリーポイントシュートと比べれば少ないです。
しかし、だからと言って軽んじていては、一流のバスケットボール選手とは到底呼べません。
バスケットボールに限らないとは思いますが、試合の展開は大きく分けて三つだと言えます。
一つは圧勝、一つは大敗、そして最後の一つは接戦です。
圧勝の場合も大敗の場合も相手と大きな力の差があり、このような試合は勝敗が覆ることが少ないです。
ですが、接戦はそうではありません。
一つのプレー、一つのシュートが勝敗を分け、1点を争う展開になることも珍しくないでしょう。
そのような観点から見れば、フリースローで得られる1点は決して疎かに出来るモノではなく、むしろ非常に重要な1点だと言えます。
残り時間僅かのときに、点差が2点と3点では攻守ともに戦略が変わり、勝率にも影響するでしょう。
2点差で負けているならフィールドゴール一本で同点になり、スリーポイントシュートで逆転出来ます。
ですが、3点差で負けているならフィールドゴールでは足りず、何とかしてスリーポイントシュート、もしくは3点プレーを決める必要があります。
この二つは天と地ほどの差があり、このことからも1点がどれほどの重みを持っているかがわかると思います。
そのことを踏まえた上で、フリースローを高確率で入れる為のコツをお教えしたいと思います。
いつも通りを心がけよう
フリースローのコツですが、端的に言えば常に同じようにシュートすることです。
フリースローも通常のシュートと同じく、確率の高いフォームを身に付ける必要があります。
そして一度シュートフォームを固めたら、その後はいつもそのフォームで撃てるようにしましょう。
理論上は、一度入ったシュートを全く同じように続けられるのなら、何度撃っても入ります。
当然そのようなことはほとんど不可能ですが、たゆまぬ反復練習を繰り返すことである程度それに近付けることは出来ます。
更なるコツとして、シュートフォーム以外のこともいつも通りを意識しましょう。
具体的に言うと、立ち位置やシュートを撃つまでの動作です。
フリースローラインからゴールまでの距離は変わることはありませんので、自分が最も成功率の高い立ち位置を見付けて毎回その場所に立つようにします。
そしてシュートを撃つ前に決まった動作、ルーティンを行うようにしましょう。
これは人それぞれですが、決まった手で決まった回数ボールを床についたり、ボールを一定回数叩いたりと、自分なりのルーティンを行って下さい。
この動作を行うことで、いつもシュートを撃っている感覚を体が思いだし、より一層いつも通りシュートを撃つことが出来ます。
つまり、フリースローを成功させるコツは、まず確率の高いフォームを身に付けて、常に同じようにシュートを撃てるように日頃から意識すると言うことです。