ブロックされないシュートのコツ

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バスケットボールにおいてシュート精度の高さは非常に重要なファクターであり、精度の高い選手(いわゆるシューターなど)はそれだけで脅威です。

しかしながら、それだけで勝敗が決まるかと言えばそうとも限りません。

例えば、仮にシュート成功率100%の選手と70%の選手がいたとして、二人にシューティング勝負でもさせれば考えるまでもなく前者が勝ちます。

ですが、実際の試合ではディフェンスがおり、フリーでシュートを撃てるチャンスはそうそうありません。

先ほどの例を用いるなら、たとえ100%の精度でシュートを放っても、ブロックされれば得点には結び付かないのです。

それゆえ精度を上げるだけではなく、いかにブロックされないシュートを撃てるかを練習する必要があると言えます。

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ディフェンスを躱す三つの技術

ブロックされないシュートを撃つコツとして、大きく分けて三つの方法が挙げられます。

一つは、ディフェンスとの間にスペースを空ける方法です。

自分をマークしているディフェンスを振り切って、十分な距離を保った状態でパスをもらうことが出来れば、ブロックされないシュートを撃つことが可能です。

一人では振り切れなくても、チームメイトのスクリーンを利用する手段もあります。

次に、ブロックしようとしているディフェンスとのタイミングをずらす方法です。

これをするにはフェイクを入れるのが効果的で、パスと見せてからのシュートや、ドリブルすると思わせてのシュート、すぐにシュートするふりをして相手がブロックに跳んでからのシュートなどが一般的です。

他にも視線だけでフェイクを入れるなどの方法がありますが、要はブロックされないシュートを放つ上で、相手を跳ばせない、あるいは先に跳ばせると言うことです。

このとき大事なのは、フェイクにリアリティを持たせることです。

いくらパスやドリブルのふりをしても、相手がそれを本物だと思わなければ意味がありません。

これを実現するには飽くなき反復練習が必要なので、自分のフォームを逐一チェックしながら地道なトレーニングを積んで下さい。

最後の一つは、高い位置からシュートを撃つ方法です。

高身長の選手が高い打点でシュートを撃てば、それだけでブロックされないシュートになることもあります。

ただしこれは個々の選手の体格や身体能力、相手にも依存するので、万人に可能な方法ではありません。

具体的なテクニック

前述の方法はジャンプシュートを想定していましたが、他のシュートでもブロックされないテクニックはあります。

まずはレイアップシュートです。

このシュート自体はバスケットボールを始めたばかりの人に教えることが多い、最も基本的なシュートの一つですが、そこにある技術を組み込むとブロックされないシュートになります。

その技術はダブルクラッチです。

いつも通りレイアップシュートをするようにゴールに向かい、ジャンプします。

当然ディフェンダーはブロックに来ますが、空中で一度ボールを引き戻してリングの裏側から放ることでそれを躱します。

これはかなりの高等技術で、ジャンプする方向や自分のジャンプ力などを測り間違うと成功しません。

ですが、習得することが出来れば大きな武器になるでしょう。

もう一つは、フックシュートです。

このシュートはもともとディフェンスを躱すことを想定したシュートで、ゴール下で密集した状態でも力を発揮します。

しかし、そこにもう一歩手を加えることで更にブロックされ難くなります。

それは、左右両方の手でシュートを撃てるようになることです。

相手はフックシュートが来ることはわかっても、どちらの手で放られるかわからなければブロックすることが非常に難しくなります。

これを会得するにはハンドリング技術の向上が必要不可欠であり、やはり簡単に出来ることではありません。

練習するときは、最初はゴール近くで初めて、徐々に遠くから撃てるようにしましょう。

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