バスケットでディフェンスを上達させるコツ

バスケットボールのディフェンスと練習方法
ディフェンスの最大の目的は、相手オフェンスの得点を阻止することです。そのためにはスティールのような積極的な守備もありますし、シュートを24秒以内に撃たせずにバイオレーションを獲得する方法もあります。ボールを奪うことを目的とした積極的ディフェンスと、相手に簡単にシュートを許さない粘り強いディフェンスを、組み合わせることが成功のコツになります。


■1対1でのディフェンスのコツ

 まずは1対1で簡単に抜かれないことが重要です。そのためには、マークすべき相手がボールホルダーであろうがなかろうが、常にプレッシャーをかけ続けるディフェンスが求められます。特に優先されるのはボールホルダーに対するチェックで、シュート・パス・ドリブルを自由にさせないことが、相手のミスを誘い、失点防止につながります。

 重要なのは距離感。近づきすぎるとドリブルのスピードに対応できなくなりますし、離れすぎてしまうとシュート・パスを自由に撃たれることにつながりかねません。練習の段階で微調整しながら、つかず離れずの適度な距離感をつかみましょう。

■チームディフェンスのコツ

 ゲーム中、1対1では守りきれない場面が必ず発生します。そうしたときにディフェンスの成功率を高めるのがチームディフェンスです。チームディフェンスで重要となるのはボールを持たない選手に対するディナイ。
 ディナイとは、マーカーとボールホルダーの間に、自分の身体や手を入れてパスコースを消すことで、これによりオフェンス側のパス交換を阻害することができます。ボールと人が常に動き回るコート上で、自らのマーカーとボールの位置を把握し続けるにはかなりの集中力と鍛錬が要求されますが、ディナイが出来るようになると失点の確率を効果的に下げることが出来るハズです。

■ヘルプディフェンス

 仲間がディフェンスを破られ、フリーでシュートを撃たれそうになったときに、みすみす自由にシュートを撃たせてしまってはいけません。この場合は2つの考え方があります。

 1つ目は自分のマーカーを捨てて、ボールホルダーへのカバーを行うこと。このケースでは自らがマークすべきオフェンスが1人余ることになりますが、この相手への対応は別の味方がカバーします。次々にカバーしあって、最初に抜かれた選手が最後にカバーに入ることが出来れば、数的不利を解消することが出来ます。

 2つ目は自分のマーカーを完全に捨てることはせず、ボールホルダーへのカバーを行うこと。このケースでは、ボールホルダーへのプレッシャーは弱くなりますが、シュートへ入るまでに時間をかけさせることで、最初に抜かれた選手がディフェンスできるようになります。あくまで時間稼ぎが第一目標になるディフェンスの仕方です。

■最後は”気持ち”

 テクニックとしては様々なディフェンスの方法がありますが、最後にものを言うのは”気持ち”。精神論を掲げるつもりはありませんが、「絶対にシュートを撃たせない、決めさせない」という気持ちは、そのままオフェンスへのプレッシャーになります。圧力を感じてくれればこちらのもの。ミスや消極的なプレーを誘って、マイボールで試合を再開しましょう。

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