バスケットボールの基礎ともいえるドリブル。
ただボールをついていればいいと思うのは初心者の考えです。
ドリブルは肘、手首、肩の全てを使うものですが、初心者は毬付のような肘しか使わないドリブルをしがちです。
これではコントロールができません。
少し慣れてくると肘と手首を使うドリブルもできるようになるでしょう。
これは毬付バスケットよりはコントロールができますし、ボールを見なくても動けるようになれば試合には出られるでしょう。
一番良い動き方は、肩を使い上半身の力を使い、最終的に手首をうまく自然に柔らかく動かせるようになることで、こうできれば初心者を脱したといえるでしょう。
この時手はしっかりと広げ、指先も遊ばせずに使いコントロール力を上げましょう。
ではどのように練習すればよいでしょうか。
初心者は「ボールを手で持つ」ことにとらわれすぎる傾向にあります。
手で持つことよりも、ボールに手がくっつくことを意識して練習をします。
たとえばその場で動かずに、立った状態で肩幅程度に足を開きましょう。
ボールを前後左右につく、足の間を8の字を描く、などです。
これを片手ずつ練習します。
しばらくしたら左右交互に行います。
ボールや手を見ないようにやっていくことも重要です。
ボールや手を見なくてもドリブルができるようになれば、試合でもディフェンス・オフェンスの動き、ゴール位置など幅広い視野を持つことができます。
ドリブル練習は一日ほんの数十分行うだけでも数日後には目覚ましい上達をしていることでしょう。
1か月練習して慣れたと思ったらさらに負荷をかけると良いでしょう。
たとえば歩き方を変えてみたり、走ってみたり、進む方向を途中で変えてみたり。
ドリブルの位置を高くしてみたり低くしてみたり。
チームメイトなどに手伝ってもらい、パスをしながらドリブルをしてみるのもよいでしょう。
空いている時間に教材DVDを確認することもお勧めです。
また練習中の自分のフォームをビデオに撮っておき、選手たちと何が違うのか、姿勢はどうかというチェックをすることも良いでしょう。